- 「しっかり聞いてなかったの!」
- 「そうじゃなく、こうしてほしかったのよ!」
- 「どうして言われた通りにできないの!」
職場など、指示されたその結果に対して、このように言われた経験はありませんか?
その問題が大きくなると、決まって責任者が口にする言葉・・・、
「コミュニケーション不足でした」
私の経験上、
ミス・コミュニケーションの責任は、指示を出した側にあります。(職場なら、指示を出した上司の責任!)
では、
ミス・コミュニケーションはどうして起こるのでしょうか?
その解決策をこっそりお伝えします。
結論から言いますが、
【ミス・コミュニケーションが起こるのは当たり前のことと意識する】
です。
「えー、そんなことか・・・」と、落胆されたかもしれません・・・。
しかし、
この「意識する」が、とても大切なのです。
人が口にする『言葉』は、実は、あいまいで、ぼやけているものだからです。
人とコミュニケーションを図るとき、『言葉』を口にするのが、ほとんどですよね。
指示を出す側の頭の中には、具体的でクリアなイメージが映っています。
それを『言葉』に『変換』して、声にして、受け取り側に伝えようとしますが、
そもそも
『言葉』自体、具体的なものではありません。
あいまいで、ぼやけているものです。
例えば、あなたが、
「好きなタイプの男性」を友人に伝えるとします。
あなたが菅田将暉さん、佐藤健さんがタイプの男性だとします。(違っていたら、すみません・・・)
伝える友人が、菅田将暉さん、佐藤健さんを知らなかったら、どのような『言葉』を口にして、そのイメージを説明するでしょうか?
カッコいい姿、爽やかな性格、清潔感などを『言葉』で、どれだけ表現しても、
あなたの頭の中に浮かんでいるイメージと相手の頭に浮かんでいるイメージが、ピッタリ一致することは、まずありません。
そこで、
彼らの顔写真を友人に見せるはずです。写真を見せることによって、ある程度、そのカッコよさや爽やかさは伝わるでしょう。
それでも、
あなたが持つイメージと友人が持つイメージと一致することはありません。
私の例え話しがピンと来なかっから、すみません・・・。
言いたいことは・・・、(;^_^A
【『言葉』は具体的なようで、あいまいなもの。自分が描くイメージと相手が描くイメージが違うのが当たり前】
そのように、「普段から意識する」・・・ですね。
そのように意識しておくと、
『どうすれば、説明や指示が、相手にしっかりと伝わるのだろうか?』
大切な説明や指示ほど、しっかり伝えようと考える習慣が身につきます。
口頭だけで説明することなく、進め方を紙に書く、絵を描くなど、伝え方を工夫するようになります。
それでも、あなたの説明や指示が、相手に完全に伝わるとは限りません。
そのような場合は、作業の途中経過や進み具合もチェックします。
もしかすると
「あまり細かく指示/説明すると、相手にとっては信用されていないように思われてしまうのでは? 相手が不快になるのでは?」
そのような心配を持たれるかもしれません。
そのような場合は、説明/指示をする前に、(あらかじめ)
1,まず、その仕事の重要性を伝える
「今回、とても重要な仕事があって、それをあなたにお願いしたい」
2,説明が長くなる断りを入れておく
「“説明がくどい”と感じるかもしれないけど、ミスが許されないので、ごめんなさいね」
3,『言葉』だけでなく、紙に、進め方や図を描き、相手の納得感も見ながら説明する
そうすることで、
相手は、いつも以上に、より集中して、より真剣に話しを聞いてくれるはずです。
ミス・コミュニケーションが起こることがまずなくなります。私の経験上の話しですが・・・。
家族や親しい仲間ほど、短く、少ない『言葉』でも自分の思いが伝わると思いがちになります。
そういう時ほど、ミス・コミュニケーションが潜んでいるものです。
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